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オープンクラス
■2001年・晩夏
8ヶ月ぶりに訪れたスタジオでしたがレッスンを受けに来ていたメンバーのほとんどは変わっておらず、なんだかなつかしい気持ちがしました。
あの9.11事件のあった日、パシフィックノースウエストバレエベルビュー校のスタジオへ行ってみましたが案の定閉まっていました。レッスンがあるかと思って来た人達もスタジオが閉まっていたのでさっさと帰っていきました。
でも2日後にはもうスタジオはオープンしてレッスンは始まっていました。
とても残念だったのは14日の夜、シアトルのオペラハウスにパシフィックノースウエストバレエのプリマバレリーナ、パトリシア・バーカーのバレエ団在籍20周年記念ガラ公演を観にいく予定だったのが延期になってしまったことでした。なぜならその日は9.11事件で犠牲となった人々のための国家的な祈りと思い出の記念日となったからでした。米国中が喪に服した一日でした。
後日ガラ公演の次の日程は9月30日に決まったと連絡をもらいましたが20日には帰国する私はもう観ることはできません。

■2001年・冬
シアトルにはPacific North West Balletがあります。シアトルのダウンタウンにあるEXHIBITION HALLに本拠地を構えていますが、ベルビューにもスタジオがあります。私はベルビューに滞在していたので、ベルビューのスタジオで開かれているオープンクラスに出てみました。シアトルでは毎朝10時と週4日夜7時にクラスが開かれているようですが、ここベルビューでは火、木、土の週3回朝10時と夜6時にクラスが開かれています。1クラス10ドルですが、5、10、20クラスそれぞれのカードを買うと1クラスにつき1〜2ドルくらい安くなるようです。
オープンクラスですから年令も実力も様々なレベルの人がレッスンを受けに来ていました。かなり年配の方が多いように思われたのですが、アメリカに長く暮らしている叔母曰く『白人はオリエンタルと比べると老けてみえるから自分が思った年令から10才引くとたいてい正しい年令と一致するよ』とのことなので、私が思ったほど皆さん年配ではないのかも...
1クラスは多い時で16〜17名、少ない時で8〜9名ぐらい、みんなお互い顔見知りのようでアットホームな感じをうけました。そのへんは大都会ニューヨークのオープンクラスとは違うな、と思いました。
(99年の6月にニューヨークに行ったおりStepsでレッスンを受けてみました。)
先生は曜日によって違いました。オープンクラスとはいえレッスン内容のレベルは結構高く、アメリカンバレエ特有の速くて軽快、Jazzyなバレエでした。こちらの先生はきめ細やかにみてはくれません。でも、感心したのは一見動けなさそうな人でも複雑で速い動きに積極的に取り組んでいることです。アメリカ人の旺盛なチャレンジ精神はこんなところにもあらわれる?

HumanityとUp to Date?
こちらの先生方のお一人がレッスン中によく、『Humanity』という言葉をくちにされました。日本の先生方の多くはテクニック的な事に重点を置きがちなレッスンにかたよってしまうように感じていましたので、この言葉は私の心にとまりました。
アームスの使い方(表現)ですが、それなりの力強さを求められました。2世紀前のバレエとは違うんだよ、というのがある先生の言い分でした。足の強さにみあったエネルギーをアームスにもということのようでした。


シアトルのダウンタウンにあるEXHIBITION HALL

建物の2階部分は全てスタジオ

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